【番外】白単の選択【基本土地編】
【番外】白単の選択【基本土地編】
【番外】白単の選択【基本土地編】
・まず最初に
 こちらはジョーク記事です。内容には期待しないように。

・白単における基本土地
 マジックには5種類の基本土地がありますが、白単を選択するに当たり多くの方は『平地』を選択することになると思います。それは一部例外的なカードを除き、他の基本土地から出る色マナを有効活用することが難しいからです。
 一時期のスタンダードにおいてはエンチャント(山)なるカードが存在したため、白単に山が投入される場面もありましたが、これは例外といって良いでしょう。

・平地の選択
 マジックの長い歴史の中で、平地は非常に多くのバリエーションが印刷されてきました。その中でどの平地を使用するかでそのプレイヤーの人となりを知ることができたり、プレイヤーの思い入れを知ることができる可能性があります。
 多くの場合そういった情報は相手を利するだけなのですが、デッキ内の土地を1種類の絵柄にしておくことで手札破壊デッキに与える情報を減らすなどの効果が得られる場合もあります。

・使用されている平地と最近発見された機能障害について
 平地であれば何でも白マナが出ると思われがちですが、フォーマットが古くなるにしたがって一部の平地では機能障害が発生することが報告されています。障害の原因としては、対戦相手のデッキとの価格差が仮説として立てられており、対策として対戦相手のデッキの価格に近いデッキ構成にすることがわかっています。
 障害の内容としては、初手に来ない、初手に大量に発生する、ゲーム開始後に引き込めない、ゲーム開始後に平地しかひかない、サーチ中に見つからない、フェッチから出てこない、ゲーム中に突然白マナが出なくなるなどです。
 こういった現象の発生頻度をそれぞれの平地のカード群にわけて解説していきます。

1.最新セットの平地
 最新セットの平地は最も手に入りやすくコモンな存在です。そのため多くのリミテッドデッキやリーグ戦、スタンダードのデッキで使用されています。しかし、その入手難易度の低さや使用者のモラルの低さからモダン以降のフォーマットにおいて障害が発生する可能性が示唆されています。

2.最新/過去セットの平地(絵柄揃え:Foil揃え)
 過去のセットからプレイヤーが好みの土地を揃えて使用することは多いと思います。この場合、重要となるのはその土地に対しての思い入れであり、何となく揃えているだけでは機能障害に対する対抗策にはなりえません。
 多くの場合モダン環境程度までは影響が出にくいとされていますが、レガシー以前のフォーマットで使うのであればもっと慎重なカード選びが必要となるでしょう。

3.フルアートの平地(ZEN、BFZの絵柄添え)
 戦乱のゼンディガー発売により入手難易度が格段に下がった基本土地です。そのため、多くのにわかプレイヤーが使用するようになり、各プレイヤーのこだわりが見えにくいカード群となっています。現在ではモダン環境においても使用することを控えた方がよいと考えられます。

4.フルアートの平地(アンヒンジド、アングルード)
 こちらはフルアートとはいえ形状が全く異なるカードであるため、使用者のこだわりが感じ取れる良いカード選択となります。とはいえ、入手難易度の低さからこのカードを選択するプレイヤーも多く、レガシー以前のフォーマットにおいて使用は避けるべきでしょう。

5.プロモカードの平地(絵柄揃え)
 アリーナランドを含む多くの平地が今までに印刷、配布されてきました。配布数の少なさから1996アリーナ、1999世界選手権、EUROペガサス、新ラヴニカプレリリースなどの土地を使用している場合は一目置かれる存在となります。
 上記の平地についてはレガシーにおいても使用に耐えうりますが、そうでないプロモ平地を使用するのはモダンまでにしておきましょう。

6.APACランドの平地
7.EUROランドの平地
 エリア限定ランドはその発行数が少ないこともあり、単色用に確保するにはそれなりの投資が必要になってくるでしょう。APAC万里の長城、EURO各種の平地はそのイラストの美しさから一定のファンが存在しています。
 機能障害に関する評価は上記プロモカードに近い結果が得られています。

8.APACランドの平地(ひまわり)
 APACランド(日本)は通称ひまわりと呼ばれ、国内外問わず人気の平地です。その入手難易度は高く、今から単色デッキ用に集めようとすると非常に苦労することでしょう。
 でも安心してください、このひまわりであればレガシー環境における機能障害の影響は少ないという研究結果が報告されています。

9.新グルランドの平地
 2014年に認定ジャッジにのみ報償として贈られた基本土地です。見た目はゼンディカー土地のFoilですが、イラストが明らかにそれとは異なっています。非常に自然な仕上がりのため対戦相手が気付かない場合も多く、その際にはゲーム上大きなアドバンテージを得ることができます。
 このレベルのカードからはヴィンテージ環境においても十分に使用に耐えられることが最近の研究でわかっています。また、ヴィンテージFoilerにおいて選択する基本土地はこれが主になると考えられています。

10.グルランドの平地
 こちらは1997~2001にジャッジ報償として贈られた基本土地です。現存数も少なく、多くのコレクターが手放さないため、市場では高額で取引されているカードです。Terese Nielsenの太陽ランドが盤面を制圧する時、対戦相手には畏怖の感情を与える事ができることでしょう。
 このレベルのカードがレガシーで機能不全を起こさずにデッキを使うためには求められます。当然ですがヴィンテージ環境においても十分に問題なく機能します。

11.エドガーランドの平地
 こちらは1994年のリバイスド製造に際してテスト印刷されたものが工場から流出したカード(一般にはエラーカードの一種)です。ブルーハリケーンといえばご存知の方も多いのではないのでしょうか。
 左下の権利表記が(c)1994から始まっているため判別は容易です。しかし、一見しただけでは若干発色の良いリバイスドの平地にしか見えないため、発見が遅れると対戦相手にとって致命的な盤面にすることができるという特徴を持っています。
 マジックにおける最高峰の平地であり、ヴィンテージにおいてもパワー9デッキと十分に戦えるだけの能力を有していると報告されています。

12.禁断の平地『Wald』
 ドイツ語版初版の『森』です。問題はこのカードのイラストが平地になっているエラーカードであるということです。白緑デッキにおいてドイツ語版の基本土地を並べる中にこれを紛れ込ませると、対戦相手は何が何マナ出るのか判別することが困難になります。
 イラストが平地とはいえ、当然ですが森なので緑マナが出ます。白単デッキに入れて使用するのは構いませんが白マナを供給する能力はありません。全部の基本土地をWaldにしてしまうと重大な機能障害が発生することでしょう。


 あなたのデッキに入っている基本地形はどうでしょうか。機能不全については平地に限らず他の基本土地でも報告を受けています。この機会に基本土地についてもデッキ構築の一部として考え、使用するものを選定することをお勧めします。

 なお繰り返しますが、これはジョーク記事です。この記事を真に受けた結果発生する費用や問題、損害については保証いたしかねますのでご了承ください。

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