11月の3連休、K君は今年の登り納めとして2泊3日で八ヶ岳(2899m)の縦走登山に出かけた。天気予報は芳しくなかったが、いつものように万全の『夏山登山』の準備をして出発した。

11月2日(2日目)この日は吹き飛ばされるような強風と濃霧ではあったが、山頂付近の山小屋Y(2670m)まで無事に到着した。この日は山小屋Yの小屋締め(最終日)であったため、いくつかの登山グループも参加し、非常に楽しい宴会となった。

11月3日(3日目)八ヶ岳上空を発達しながら強力な低気圧が通過した。見事な西高東低の冬型の気圧配置となり、登山をするには非常に厳しい天候となった。天候の概要は以下の通り。

・気温:-7℃(午前6時、今日一日気温が上がらない予報あり)
・風速:平均20m/s、瞬間風速は1.5倍程度(今日一日収まらない予報あり)
・路面:凍結、吹き溜まりに雪が10cm程度
・天候:晴れ、とはいえ強風による地吹雪とホワイトアウト


K君は以下の装備品で登山しているとして、次の問いに答えよ。

<装備品(解答に関係する物のみ)>
夏山衣類、着替え一式、雨具、帽子、登山靴、トレッキングポール
地図、コンパス、タオル、水筒、ザック(かばん)、シュラフ(寝袋)


問1)バカは誰か。

問2)考えられる最適な防寒方法を装備品から組み合わせて答えよ。

問3)下山するためのルートがいくつか考えられる。正しいものを選べ。
A.クサリ場とハシゴ場が連続するルートを予定通り通り、頂上経由で下山する
B.来た道を戻り、Y岳(2760m)を登りなおして下山する
C.山小屋Yに連泊する

問4)問3の方法で下山する際、朝7時30分という時間が重要であった。
   理由を2点挙げて説明せよ。



解答は↓(反転させて見てね)


問1)K君

問2)夏山装備の上から着替え一式を重ね着し、その上から雨具をかぶる。
   帽子は飛ばされないようにキツく締め、タオルを巻いて顔を覆う。

問3)B

問4)
1.現役の登山ツアーコンダクターの方と同泊しておりルートが重なっていた。Y岳山頂までのルートをサポートしてもらうために出発時刻を合わせる必要があったため。

2.出発を遅らせることで、先行した登山グループに下山道を通過してもらい、正しい行先のトレース(足跡)を付けてもらうため。



……ホント何やってんだか。

コメント

0一しま
2014年11月3日19:27

夏山登山ってのがミソですなぁ…

DJ Shogo
2014年11月4日1:40

さすがに予報見て中止してると思ってました…(´Д` )

エイド@いなっぴー
2014年11月4日9:46

11月は夏(白目

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